きょう、まいにち。

40代引きこもり主婦。北米在住。

The Early Stories of Truman Capote

The Early Stories of Truman Capote 

 

”遠い声、遠い部屋”や”ティファニーで朝食を”で有名なTruman Capoteの短編集。読み終わりましたー。

図書館で借りて1,2ヶ月延長し続けて、気が乗った時に1話読み、1週間くらいしてまた読むくらいのペースで読んでおりました。

 

ニューヨーク市立図書館のアーカイブにあった、Capoteが16歳から23歳くらいまでに書いた未出版(?)の短編を収録し2015年に出版され短編集です。数ページくらいの物が多く、文章が明瞭でとっても読みやすい。超大物作家なので、前書き後書きの批評も人種や性別の表現にざっくり切り込みますが、読んでいてこの人は優しい人なんだとなぁと感じる全体的に初々しいスッキリした作風でした。(最後の方には擦れているお話もありました。)

 

もうちょっとパラパラ読んでから返すか、他の短編も読んでみたいので、次に何を借りるのか等等思案中。

 

ちなみに写真でもわかるように、デッケルエッジと言うちょっと昔風に見せる製本なのですが、そんなにこだわっているのに製本のことは書いておらず、フォントの説明が1ページありました。カレドニアと言うフォントだそう。しかしながら何故カレドニアを使ったのかの説明がないと言う謎。フォントの説明はするけど製本の説明はしないみたいな決まりがあるのでしょうか?それとも、製本は見ればわかるということなのでしょうか